オブジェクト指向とgetterとsetterとカプセル化
[オブジェクト指向とgetterとsetterとカプセル化]
[オブジェクト指向],[getter],[setter],[カプセル化]という言葉を見かけることが多いが、それらの意味をあまり理解していなかったのでこちらにまとめます
[オブジェクト指向]
○○指向というのは、〇〇を重視しているというような意味になる
例えば、恋人を選ぶ際にルックス指向や性格指向といった感じ
オブジェクト指向プログラミングというのは、オブジェクトをたくさん作ってアプリケーションを作るという事
Twitterで例えたら、ユーザーのアカウントというオブジェクトやTweetというオブジェクト、フォローというオブジェクトなどが集まってTwitterが出来上がるということ
[getter]と[setter]
[getter]というのは、クラスの外からオブジェクトの属性の値を参照できるようにするメソッドのこと
[setter]というのは、クラスの外からオブジェクトの属性の値を変えることができるようにするメソッドのこと
今回のように、オブジェクトの属性値を変更できるオブジェクトの事をミュータブルなオブジェクトという
以下に例を示します
class Food def name=(text) # setter: クラスの外からname属性に値をセットしたり変更したりできる @name = text end def name # getter: クラスの外からname属性の値を参照できる @name end end food = Food.new food.name = "寿司" p food.name => "寿司"
[カプセル化]
[カプセル化]というのは、クラスの外からオブジェクトの属性の値を参照出来ないようにしたり、値を更新できないようにすること
基本的には、オブジェクトの属性値は外部から値が更新されないようにカプセル化した方が良いことがほとんど
今回のように、オブジェクトの属性値が変更できないオブジェクトの事をイミュータブルなオブジェクトという
以下に例を示します
class Food private def name=(text) @name = text end def name @name end end food = Food.new food.name = "寿司" => エラーになる # クラスの中に[getter]と[setter]を記述しているが、privateにする事でクラスの外から[getter]と[setter]を呼び出せないようにして、クラスの外から値を参照したり、値を更新できないようにしている<br> p food.name => エラーになる